よこかんみなみでは、計画されている5つのトンネル区間に「シールド工法」を適用できるかどうか、学識経験者や専門技術者の知見に基づいて検討を重ねてきました。
平成20年12月に開催した第4回「都市型トンネル施工技術検討会」(シールドトンネルの技術検討会)では、それまでの検討結果を踏まえて総合的な評価が行われ、最終的に「笠間」「公田」「桂台」の3つのトンネル区間で『シールド工法の適用が可能』との判断が示されました。
これを受けて、この3つのトンネルについては、耐震性や防災設備など、さらなる検討を進め、この度、「シールド工法」を採用することとしました。今後は、「シールド工法」による更なる検討を行い、工事が始まる前には、沿線の皆さまにご説明の場をもうけるとともに、ホームページなどの情報提供を通じてご理解とご協力をお願いしてまいります。
○「都市型トンネル施工技術検討会のとりまとめ及び検討会を踏まえた最新トンネル概要図について PDF 1,285KB
トンネルの断面に合わせて設計されたシールドマシンを使って地中を掘り進みます。 施工技術の進歩により、周囲への影響をより小さくすることが可能になり、安全で信頼性の高い工法として期待されています。道路トンネルでは、東京湾アクアラインや首都高速中央環状線などで採用されています。
掘削と同時に吹付けコンクリートなどにより、地山の安定を図りながら施工する工法で、地山自身のアーチ効果を利用してトンネル本体にかかる負荷を軽減します。坑内を掘削機械などによって掘り進み、後方へ掘削土を搬出しながら施工します。
地表面から所定の深さまで地面を掘り下げ、地下に空間を確保してトンネル構造物を築造した後、上部空間を埋め戻して施工する工法です。